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進撃の巨人の実写をね…見てきたんですよ。実写化と聞いたときから、設定や予告みたときからもう嫌な予感しかしなかったけど、それでもまぁ一度は見に行こうと思ってまして、で、いつ見に行こう…あ、初日一日だから映画安い日じゃん…! 日にち置くと上映スクリーンも小さく回数も少なくなるし、ネタバレ見たくなくてもうっかり見てしまいそうだし初日に行こうと思って行ってきました。
まぁ、ここで進撃について語っても見ている人いないだろうけど、他にはき出すところもないので書いておきます(笑)






何というか…個人的には「あかんわコレ…」でした。
パンフや方々での関係者のコメントとか見ると、きっと本人たちは凄いモノ作るぜやったるぜ!!って頑張ったけど、肝心の客層には全然共感されないって感じですかね。
気合い入れて服選んでデートプラン立てたけど、彼女の求めるモノでは全くなく頑張り空回りみたいな。
いや、レシピよりオリジナル追求しすぎてできあがったゲテモノ料理って感じかな。

原作者が原作に忠実でなくていいと言ったからって、映画はエンターテイメントなんだからある程度客の望みも汲まないと結局受け入れられない典型です。
日本で作る以上、役者が日本人なのは仕方ないから、原作の世界イメージをヨーロッパからアジアに代える設定変更はまぁ有りでしょう。そもそも進撃のプロトタイプの話の主人公は「ムラクモ」だからあの話がアジア設定で展開したかもしれないのだし。
馬や馬車の代わりに戦車とか比較的ハイテク機械が出てくるけど、立体起動装置の存在から見ればそういうのも盛り込むのもまぁ無茶とは言わない…とこの二つは広い心で考えてみる。。


原作・アニメファンとしては、ドイツ的な町並み、馬で駆ける疾走感を再現して欲しいが、ハリウッドで作成するんじゃないんだからそこはまぁ諦めるしかない。


作中にはあんまり呼称として出てこないけど、彼らが兵士ではなく作業員ってパンフに書いてあって何か微妙。
心臓を捧げるならやっぱり作業員じゃなく兵士であってほしい。
モンゼンとかオモテマチとかいう名称がダサい。日本設定でいいからもう少し格好いい名前つけて…(>_<)


あと壁がしょぼい。どうやらマジで人間が作ったらしい…。
原作の実はあれ全部巨人なんです…の設定はなくしたようだ…。


でもそれでもそういう部分は、ファンの望む「根本」を大事にしていれば受けいられてる要素はあると思うんですけど、どうにも映画制作者たちはその辺を勘違いした結果、空回りした作品に仕上がってしまったという気がします。
物語に直接関係なさそうな変な設定とかパンフに書いてあるけど(字がないとか)、そんなの余計すぎる(それても後編で重大な意味でも持つのか)。
あと変な旗印(赤い月と太陽みたいなの…ガンダムっぽい)。マリアやローゼの女神の紋章がアジア世界故に使えないにしてもいらないでしょう…そもそも調査兵団、駐屯兵団、憲兵団という原作では明白に違う兵団をごちゃ混ぜにしているので、彼らのエンブレムがなぜこいつらは翼でこいつらはバラなのか原作知らないと意味不明だと思う。
原作の設定壊すならそういうところはきちんと説明してほしい。
映画見終わるまでパンフ読んでなかったので、あくまでもエレンたちは調査兵団なんだろうと思っていたんだけど「外壁再建団」の作業員だったらしい。


作業員が「心臓を捧げる」のか…どこのブラック企業だよ。兵士だからこそ心臓捧げるんでしょうが…!


てか「外壁再建団」って原作1巻でエレンがハンネスさんに喚いていた「壁なおし団」みたいなネーミングだなぁ。


で…一番してはいけなかったのはキャラクターの改変でしょうね。
リアルを追求したとか言って全然感情移入出来ないキャラ作ってどうするんだと。


ぶっちゃけ実写版のみに関しては、誰が死んでも「あ、そう」としか思わないくらい感情移入出来なかったんですよ。
原作では毎月、誰か死ぬかも…って例え適役が死んでも「うわぁああ」ってなるのに、実写みて「あぁこれ後編でミカサやアルミン、いやエレンすら死んでもどうでもいいわ」な感じ。
母親を食われて巨人を憎むのが男として「弱い」とかでその設定なくして、結果「淡い恋心頂いた幼なじみが巨人に喰われたと思ったら生きててよその男と出来ててショック」って…なんだよ…現代若者はこういう方が感情移入しやすいとでも思っているのか…。
てかさ…原作のエレンは10歳なんだから母親が死ぬのが一番ショッキングで原動力になるの普通じゃん。
年齢あげたとしても、現代の普通の若者に当てはめたとしても、母親が殺されるのと、初恋の相手が寝取られるのとで後者の方が強い憎悪わくとは思わないんだけど…。
それにミカサがカルラ同様死ぬなら有りだけど、この話だとエレンの憎悪はシキシマにしかいかないんじゃない?
取られた彼女取り戻すために巨人殺す方が無理あると思うんだけど…わからん。


予告でシキシマとミカサのキスシーンぽいのがあって、何じゃそりゃと思ったけど、想像したのは一方的にシキシマが言い寄っているとかそんなんでミカサはエレン一筋だと信じていたのに、ミカサがエレン捨ててシキシマと出来てるって…。


その設定を喜ぶファンがいるのかよ(-_-;)。


しかもミカサがエレンを拒絶?する理由がいまいち伝わらない。
このミカサが記憶喪失とかなら有りだが、バッチリあるし、自分を助けたシキシマに惹かれるのは有りだとしても何でそんなに冷たい眼でエレンを見るのかわからん。
巨人に襲われたとき、人混みではぐれて教会に入れたエレンと入れなかったミカサ。でもエレンは必死でミカサの元へ行こうとしたし(周りに止められた)、エレンが外に出たときミカサの姿はなかったので、あの状況でエレンがミカサを救えなかったと思うのは分かるが、ミカサがエレンを責める要素はないように思うんだよね。
だったらいっそ、「ミカサをいったん見捨てて逃げるエレン」という場面にしておけば再会後のミカサの頑なな感じも理解出来るんだけど。


だいたいさ…少年漫画の「主人公の幼なじみで優秀な美少女」って設定は本来主人公ファンには嫌われる傾向にあるけど、ミカサがその設定を持ちつつ圧倒的支持を得ているのは、狂信的なエレンだけへの執着、その迷いのなさと強さ、だが少女としての純粋さってとこにあると思うし、それに対するエレンの「大事な家族」としては大切にしているけどまったく恋心には無頓着ってとこが妙なバランスとれていて嫌みの無い関係性を築いているのに。


単なる幼なじみの淡い恋心の行方…を巨人に喰われる重い世界に意味をなそうとするほうが無理がある。


それにシキシマというキャラにぶっちゃけ魅力が無い。長谷川さんってこんなに格好悪かったっけ??って思ったくらいあかん。
あれが「リヴァイ」という名でなくて本当によかった。それでも人類最強の称号を持つ限り兵長と重ねてみてしまうのは仕方ないんだけど、兵長だったらあんな事言わないししないって事ばっかしているから完全オリジナルなんだね…と思うしかない。
てかキザすぎてきもい。おっさんが中二病こじらせた痛々しさ。
エレンが足食われたときも、そこで興味失ったみたいに助けもしないし…お前何ぼけっと上から見てるの…人類最強なんだろ…兵長なら助けに行くよ…部下見殺しにしないよ…!何か立体起動装置に倒した数刻んでたりするし…色々格好いいことしてるつもりでダサい。


どうでもいいけどシキシマ無精ひげはやしているのが汚らしくて個人的に嫌。この世界。何か主要人物がすす汚れている割におっさんとかにひげないから、一人ひげあるのが違和感あるし、いちいちハンカチでモノつかむ(ミカサ除く)潔癖症なのにひげ剃らないとかないわ…! てか兵長の特徴である潔癖症の設定使うな、ぶっちゃけ不要だろそれ。それとも何か重要な理由あるのか。無かったらいらっとするだけだわ。だって兵長の潔癖って汚いモノ嫌いなのに部下の血まみれの手はためらわずつかむっていう普段からは伺いしれない兵長の優しさと人間味の具現化なんだからそれなくして使っちゃダメなんだよ…!!


エレンがミカサと再会して離ればなれになったときの話しているときに林檎投げつけてきたり、自分のかじった林檎ミカサに食わせたり、ミカサ抱きしめたりエレンに見せつけるとか…パワハラとセクハラ一緒にやるダメ上司だね。
このシーン一番どん引きした。このシーンでシキシマ素敵とかならんよ…単なる嫌みな優男にしか見えない。
ミカサもためらいなく従っている時点でエレンよりシキシマ選んでいるわけだし。


とりあえず一番スクリーンにモノ投げつけたいシーンだったので、このシーンを萌えに替えて憤りを沈めようと思った腐女子脳。うーんそうだね、これエレンとミカサの立ち位置替えたら腐的に萌えれるかな。リヴァエレVSミカサと思えばおいしいよね。兵長が自分がかじった林檎エレンに食わせたりしたらたまんねぇな…。それ見てクソチビ殺す…とか息巻くミカサ…。
それだったらおいしいなぁ…と瞬時に妄想して気分を整えました(どんなだよ)。


ただ私、進撃にハマった当初、兵長の存在をよく知らなかった頃は珍しくミカエレというNLカプにハマっていたので、実写のエレンを見ていないミカサとかすっごいショックでダメージでかかったんですよ。
水原さんのミカサは私のミカサのイメージではないけどクールビューティてきな部分はまぁありかなと思うけど…その非情な目線をエレンに向けないで…!
あの時の私の心境はエレンとシンクロしていたと思うよホント。


てかこの後、エレンがヒアナに迫られて逆セクハラされて、さっきとは違う意味でどん引きだ…。
ヒアナはオリキャラだけど、最初クリスタ的なキャラなのかと思ってたので、シングルマザーでエレンと結婚したいって何じゃそりゃ。小さい少女と別れるシーン…普通に妹だと思っていたら娘とか。エレンに娘の話しておもむろに胸元ごそごそしだしたから写真とか形見でも出てくるのかと思ったらおっぱい放り出してエレンに触らせるとか…(>_<)


進撃の巨人にこういうシーンはいらないよ…誰も求めてないって!!


その後ヒアナは巨人に喰われたけど、このシーンのせいで全然可哀相に思えなかった。


オリキャラと言えば、リルとフクシですけど…まさかのハンナとフランツだった…!
いやもうだったらここは普通にハンナとフランツで良かったよ。でもびっくりしたのはリルが訓練所最強兵士という設定…ミカサか! 
しかしそんなそぶりどこにも出てこないので、火薬積んだ車盗んだ犯人と自暴自棄になってその車で巨人に自爆仕掛けようとしたときの乱闘シーンがやけに強かったのはその設定のせいかってパンフ見るまでわかんなかったし。てかいらんだろその設定。


なんかオリキャラにいろんなキャラ要素突っ込んであって微妙。
シキシマも登場すぐの台詞がピクシス司令の「美人の巨人を~」に近い言い回しだし、台詞回しはオルオっぽい(つまり兵長のまねをしてかっこつけているのに寒い台詞になっている)。


ソウダは基本ハンネスさんで、「エレンのお母さんを誘って…」「親父さんに取られて…」っていうのキース教官の最新ネタ持ってきたな…って思った。あと何か巨人の秘密知っているところがニック司祭っぽい。


サンナギはコニーとライナーあたりを足して割った感じ。巨人投げ飛ばしていたけど…それはないだろ…そこで「巨人が実は軽い」って設定突っ込むなら有りだけどそうでもなさそうだし。6M級クラスは最低あったように見えるのでそれを投げ飛ばせるなら君が人類最強でいい。


クバルは原作の王政サイドにいたおっさんたちの集合体って感じかな。うさんくさい。


あと原作キャラのサシャとハンジは比較的原作寄り。個性を強調しすぎた感じはあるけど。
アルミンは金髪でないのはどうしようもないのでまぁ…性格の面では映画改変キャラとしてはまぁ許容範囲。
本郷くんは私にとっては越前リョーマだったのでどうしてもリョーマに見えて仕方ない(笑)
ジャンは何だろう…台詞や性格は原作踏襲なんだけど、ぼんぼん設定のせいで「普通」に見えないし何か微妙。


とりあえず、実写は日本の映画としては巨人のグロさと理不尽さ、えぐさは及第点。
立体起動装置で飛ぶの…もう少しファンタジー的な要素くんでいいからかっこよくして欲しかった。
バンジージャンプにしか見えない。
半端に原作展開踏襲しているからキャラの本来の設定と映画オリジナル設定が齟齬を起こしている。
エレンが食われたときに「駆逐してやる」っていうけど、ぶっちゃけそれまでのエレンからその台詞が出てくる要素がない。


とにかくこの映画の失敗は等身大の人間群像劇を書こうとして、まったく共感得れないキャラを作り上げてしまったこと。


後編もその辺期待出来そうにないから、まぁどう落とし前つけるのかだけ見届けたい。
あの白い違和感ある部屋なんだよ…。シキシマは何かエレンたちサイドじゃなく黒幕サイドっぽいな…。


とにかくな~壊してもいい原作設定は壊さず、壊しちゃ行けない設定はボッコボコにした結果、残念な出来になったというところで


すね。
正直もうちょっと、キャラの性格付けや余計なオリジナル設定やデザインを削れば、「思ったより良かった」と言えそうな要素は十分にあったと思うんだよな…。
デスノや、るろ剣の映画は配役コイツとかないわ~とか思っていたのに実際みたら良かったのに。寄生獣とかもかなりストーリー改変しててもありだったのに。
CGのショボサなんてハリウッドと比べたら絶対ダメだけど、ストーリーや見せ方次第で十分補えるのに(実際アニメはディズニーの連続的な躍動感ある動きが出来なくても止め絵多くても十分面白いの出来てたりするわけだし)。


しかし映画そのものの出来よりも、監督以下関係者が炎上起こすコメントばらまいているのが悲しいです。


後編で、前編の無意味設定が実は重要だった…とかだったらいいなとそれだけ期待して後は無我の境地で見に行こうと思います。

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